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自己PRはなんだか苦手…だからこそ、面接官の印象に残る自己PRを作成しよう!

公開日:2020.2.4

    「自己PRをしてください」といわれると、どう感じますか?「自分のことをよく言うのは苦手」「なんだか緊張する」と思ってしまう方もいるかもしれません。

    苦手な人が多い自己PRだからこそ説得力のあるよい自己PRを作成すると、就職活動を少なからず制したといえるかもしれません。この記事では、どうしたら面接官の印象に残るPRができるのか、会社に「欲しい!」と思われるかを研究してみましょう。

    面接官は自己PRから何を見ているのか

    自己PRは面接においてとても重要なポイントです。自己PR次第で、面接の結果は大きく左右されるといっても過言ではありません。かといって、自己PRで伝えたいことを詰め込みすぎたり、長時間話し続けたりしてしまうのも逆効果です。必要事項を端的にまとめて伝えるようにしましょう。ここでは、面接官は自己PRから何を見ているのかをお伝えします。

    応募者の人柄

    自己PRをすることで、応募者がどのような経験から何を学んできたのか、人柄や考えをつかむことができます。話の内容が重要なのはもちろんですが、話しぶりや表情、態度や雰囲気からも人柄は伝わります。
    もし、自己PRで「積極性のある人間です」と伝えていても、実際は面接官と目も合わせず姿勢も悪く声も小さければ、本当に積極性があるのかどうか疑問に思ってしまいますよね。自己PRは無理に自分を大きく見せるものではありません。本来の自分を正直に見てもらうことで、入社後のギャップが小さくなります。

    期待できる会社への貢献度

    自己PRではこれまでの経験や持っている技術なども詳しく伝えましょう。応募者の能力や経験が、会社でどのように活かせるのかをイメージしてもらうことで、採用にもつながりやすくなります。

    コミュニケーション力の有無

    コミュニケーション力は、人と一緒に仕事をしていくうえで必要不可欠です。面接の自己PRで自分のことを伝えたいと思ってしまうが故に、相手の反応を見ずに話し続けてしまうことは避けましょう。面接は言葉のキャッチボールの場です。面接官の質問をきちんと理解して適した回答をすることで、コミュニケーション力があることが伝わります。

    入社志望の高さ

    どれだけ完璧な自己PRをしたとしても、志望する会社のことをまったく知らず、どのような人材が求められているのかも知らなければ、面接官はあなたを採用したいとは思いません。会社のことをしっかりと分析し、実際にあなたが働いているイメージが伝わるような自己PRをしましょう。

    定性的な情報だけではなく、定量的に伝えると効果的

    自己PRをする際に、これまでの経験から「大変苦労した」「大成功だった」と伝えても、それは応募者の主観でしかありません。例えば、前職の経験で「1カ月取り組んだ結果、お客さんが増えた」と伝えるより、「売り上げを1.2倍にした」と具体的に数字などで表現すると正確に伝えることができます。

    面接官は「応募者が入社した後にどのように活躍するのか」を見ているのです。応募者の行動からの定量的な結果を知ることで、入社後のイメージをより具体的に想像できます。

    自己PRと自己紹介は違う!ありがちな失敗例文とフレームワークをご紹介

    自己PRは自らを紹介する自己紹介ではありません。自己PRの狙いは「自分の能力をアピールし、入社後の活躍を期待させる」ものです。面接で良かれと思ってアピールしたつもりが、かえって逆効果になってしまうこともあります。ありがちな失敗例文と、自己PRを作成する際に効果的なフレームワークをご紹介します。

    根拠が乏しい自己PR

    「私の強みはリーダーシップです。私は3年生の時にゼミのリーダーを任されました。予想外でしたが、教授に指名されたため、やるからには役割を全うしよう考えました。
    最も努力したのは、周囲を頼り意見を聞くことです。意見を聞くことが皆の満足度につながりうると感じたからです。ゼミでの合宿では、異なる意見を調整して皆の意見を取り入れました。

    また、居酒屋のアルバイトでもアルバイトリーダーを任されるようになりました。このようなリーダーシップを生かして、御社に貢献できる人材になりたいです。」

    この自己PRで最もありがちな失敗は、「リーダーをしたことをリーダーシップがあるとしている」という点です。抽象的な言葉の羅列は、薄い印象になってしまいます
    リーダーシップを発揮したエピソードの瞬間を具体的に切り取り、簡潔に述べましょう。

    具体的な事例と長所の関連性がない自己PR

    「私の長所は粘り強いことです。私はハンドボール部に所属しており、入学から一度も休まずに練習に参加しました。また、飲食店のアルバイトでは、ホールスタッフとしてずっと働いております。店長からも評価していただき、アルバイトリーダーを任されています。部活もアルバイトもずっと続けており、これらの経験から、粘り強さが身に着きました。仕事でも粘り強さを活かして、御社に貢献したいと思っています。」

    これは、長く続けたというだけが粘り強さの根拠となってしまっている事例です。長く続くことは悪いことではないのですが、抽象的で長所とはいいがたいです。また、浅いエピソードを2つ並べても面接官には響きません。具体的に粘り強さを活かして、困難を乗り越えたことや課題を抽出して行動した事柄を伝えましょう。

    自己PRを作成する際に効果的な6項目のフレームワーク

    自己PRでは、短時間に面接官に自分の長所を伝えなければいけません。フレームワークに添って、説得力のある文章を作成しましょう。

    ・「結論」最初に自分の長所を述べる
    ・「概要」根拠となる事柄を具体的に説明する
    ・「課題」根拠となる事柄の課題を明確に示す
    ・「行動」課題に対してとった行動を説明する
    ・「結果」行動の結果を、数値を出して定量的に述べる
    ・「貢献」自分の長所を生かして、企業でどのように活躍していきたいかを伝える

    これらの6項目を順に伝えることで、説得力のある自己PRを作成することができます。

    まとめ

    自己PRは面接だけでなく、その前の書類選考でも重要な項目です。自己PRの内容と、実際の自分が一致していなければ説得力は皆無です。自己PRの作成に関する基本を学びつつ、自分自身の具体的な実体験を整理し、唯一無二の自己PRを作成しましょう。

    この記事を書いた人

    HR BLOG編集部

    このブログでは、「経営者と役員とともに社会を『HAPPY』にする」 をテーマに、HR領域の情報を発信しています。

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